徳島で行われた将棋(王位戦第5局)
将棋の棋士は何十手、いや何百手先を読むのだろう、、、その中で構想を作り勝ちにいくという。
その第5局、31歳豊島将之竜王は1勝3敗で負けられない瀬戸際まで追い込まれていた。
素人には、駒の配置だけでは何が負けている
のかさえ定かでは無い。
王駒は遠くにある訳だから、まだまだ頑張れ
そうな気がする。
しかし、、対戦している両者には流れがどうなるかは、ハッキリしていた。この流れでは
意地でも引き下がらないだろうとプロの誰も
が思っていたその時、これまでの読み筋を捨
てて大事な飛車駒を引いた瞬間が有った。そ
れでも気づいた時が遅く藤井聡太王位が勝ったが、後の藤井聡太王位の感想に
「本譜と外れても尚やり直し、最善を指そうとする態度は見習わなければならない。それが強さの秘訣だと学びました。」
と語った。
積み上げたものをもう一度崩して打ち直しは、悔しいし大変な事だ。
棋士に限った事では無いだろう。
ピットホールに気付かず落ちたとしても、
潔く修正し最善を図る態度は見習わなければ
ならないし又尊敬するのではないだろうか。