閑話休題 豊島将之竜王の引いた飛車)対藤井聡太王位戦

徳島で行われた将棋(王位戦第5局)

藤井聡太王位(19歳)対豊島将之竜王(31歳)

 

 

将棋の棋士は何十手、いや何百手先を読むのだろう、、、その中で構想を作り勝ちにいくという。

その第5局、31歳豊島将之竜王は1勝3敗で負けられない瀬戸際まで追い込まれていた。

素人には、駒の配置だけでは何が負けている

のかさえ定かでは無い。

王駒は遠くにある訳だから、まだまだ頑張れ

そうな気がする。

しかし、、対戦している両者には流れがどうなるかは、ハッキリしていた。この流れでは

負けると豊島将之竜王は分かっていた。

意地でも引き下がらないだろうとプロの誰も

が思っていたその時、これまでの読み筋を捨

てて大事な飛車駒を引いた瞬間が有った。そ

れでも気づいた時が遅く藤井聡太王位が勝ったが、後の藤井聡太王位の感想に

「本譜と外れても尚やり直し、最善を指そうとする態度は見習わなければならない。それが強さの秘訣だと学びました。」

と語った。

積み上げたものをもう一度崩して打ち直しは、悔しいし大変な事だ。

棋士に限った事では無いだろう。

ピットホールに気付かず落ちたとしても、

潔く修正し最善を図る態度は見習わなければ

ならないし又尊敬するのではないだろうか。